このページでの内容は、現場での経験を重ねた私個人の見解も含まれていることをご了承ください。
まずはこれまでの経歴を振り返るところから始まります。記入例も参考にしながらジョブ・カードに書き出してみましょう。そして、今まで積み上げてきたもの「自分自身の持ち味(強み・改善点)とは何なのか?」を考えます(自己理解)。
そして、将来をよりよく働いていくためには「会社から何を求められているのか?それができているか?」を考える事により、「今後はこんな風に働いていきたい、そのためにはどうすべきなのか?」という目標を導き出すことをまずは第1とします(仕事理解)。
※全体の流れは下の「キャリアコンサルティングの流れ」をご覧ください。
面談の流れを具体的にすると以下のようになります。「労働者派遣業許可申請」のキャリア形成プラン、「介護職員処遇改善加算」キャリアパス要件Ⅲにもあてはまる職業能力開発にもつながる内容となっております。
面談をする上で個人的には特に意識をしている論法のひとつをご紹介します。
本来は主にワークショップが多いですが、周りとのコミュニケーションを通じて自分自身をどれだけ理解できているか?を気づいていただく目的で使われます。
一方で私の場合は面談の中から自己理解(分析)を深め、その認識や経験をどうより良い仕事やキャリアにつなげていくか?という展開を想定しています。
備考:米国の二人の心理学者「ジョセフ・ルフト」と「ハリー・インガム」の名前をとって「ジョハリの窓」と名づけられました。他者との関係から自己への気づきを促し、コミュニケーションの円滑な進め方を模索するためのツールとして提唱された心理学モデルのこと。
【開放の窓】 | 自分自身も自覚し、周りにも知られている普段のアナタです。 |
【秘密の窓】 | 誰にでもありますよね。実は「職場の方はもちろん、家族、大事な彼女(彼氏)、友人にさえ見せないアナタだけが知っている姿」が・・・。 |
【盲点の窓】 | 面談者の方が「そんな風にも見えるんだ!」と膝をたたく場面です。
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【未知の窓】 | キャリアコンサルタントとして、いちばん探り当てたい部分でもあります。
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みなさんそれぞれに持ち味があり、その自覚がない方も実は多くおられます。そこに気づきを引き出すことがキャリアコンサルタントの仕事であり、「面談してみて今後の方向性が見えてきました!」と言ってもらえることが何よりも喜びなのです。
面談者の方にいただいた実際の感想がこちらです。
今まで「勤務歴〇年」「無遅刻無欠勤」「聞き上手」なんて当たり前のつもりでしたが、それが面接で評価されるなんて思ってもみませんでした。
自分には特段の経歴や実績なんてないと思っていましたが、他の人に見てもらうとスゴイ!と感心され、それ以降はなんか自分に自信が持てるようになりました。
自分のことがよく分かったので、面接で「どんな職種が適応できるか」「どんな業務が得意か」などアピール材料ができました。
様式1(キャリアプランシート)をじっと見てると自分のコトが客観視できた。掲げた目標について前向きに取組みたいです。
ここで一番お伝えしたい事は「アナタは自分自身を安く見積もってはいませんか?」という事です。自分では「大したことがない」と思っているキャリアでも、周りが聞けば「凄いですね~!」という事はよくあります。
「自分自身の評価を下すのはアナタではない、周りの方ですよ。」とのフィードバックはよくいたします。面談された方には何かしらの気づきを得て、より良いキャリアを形成していただきたいと強く望みます。
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厚生労働省 | キャリアコンサルティングについて |
「"優秀"と言われるよりも、
"頼む!"と言われる者でありたい」が我がモットー。
頭で考えるより身体が動く、
お堅いコトと、上から目線は
大嫌い。
アイデア+行動力が
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